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【ロシアンブルー】一度は絶滅したともいわれるロシア原産の美しい猫

2016/08/03

ロシアンブルー

ロシアンブルーという猫の種類を耳にしたことがある、あるいは見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。ロシアンブルーはその容姿・性格から、世界的に人気が高い猫です。日本でも、大きなブームになったことこそありませんが、常に上位の人気を誇っています。

ロシアンブルーってどんな猫?

ロシアンブルーは、その名前の通りロシア原産の猫とされています。以前はさまざまな別名があり、アルハンゲルキャット、フォーリンブルー、マルティーズキャットなどの名前で親しまれていました。18世紀頃にイギリスや北欧に伝えられた際につけられた名前がほとんどで、1875年にイギリスのクリスタル・パレスで催されたキャットショーには、「アルハンゲルキャット(英語ではアークエンジェルキャット)」の名前で出場しています。

標準的な体重は、オスで4kg、メスで3.5kg前後。ほっそりとした中型の猫で、いわゆる「フォーリン・タイプ」と呼ばれる体つきをしています。アイカラーは一般的に鮮やかなエメラルドグリーンですが、これは成猫にしか見られず、仔猫の頃はぼんやりとしたブルーのアイカラーです。

ロシアンブルーの来歴と歴史的危機

ロシアンブルーは先述の通り、ロシアの自然発生種が起源であるとされ、18世紀にヨーロッパへ輸出されるやいなや、その優美な姿かたちによって大いに人気を博しました。

しかしこの猫は、かつて第二次世界大戦中にその生息数を著しく減らし、絶滅の危機に瀕したことがあります。このときイギリス・アメリカなどの国では、シャム猫とブリティッシュ・ブルーを交配することによって、懸命にロシアンブルーの個体数の回復が図られました。今もこの猫が世界中で愛され続けているのは、当時のブリーダーたちの努力の賜物です。このエピソードがあるため、現在ロシアンブルーとして流通している猫については、イギリスが原産国であると考える人もいます。

ロシアンブルーの秘密と特徴

ロシアンブルーの美しい容姿は、その毛皮に秘密があります。「ダブルコート」と呼ばれるこの毛皮は、アンダーコートとトップコートという二層構造になっています。どちらも毛質は絹糸のように滑らかで、特にアンダーコートは、シャンプーのときにも地肌が濡れないほど厚く密集しています。また、毛の一本一本が複数の色の帯を持つ「ティッピング」という毛色のため、光の加減によって銀色に輝きます。これらの毛皮の特徴が、ロシアンブルーの身体をとりわけ優美に見せています。

また、ロシアンブルーは主人に対して忠誠心が厚く、愛情深くて大人しい性格をしています。ボイスレスキャットと呼ばれるほど鳴くことは少なく、短毛種であることもあって、初心者にも飼いやすい猫であると言えるでしょう。

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