【メインクーン】世界一大きくなる猫といわれている優雅で穏やかな猫種
2016/08/03
メイン・クーンを想像すると、多くの人が大きな体に長いしなやかな毛並みを思い浮かべるでしょう。しかし、それ以上の情報となるとなかなか詳しく知っているという人は少ないものです。ここでは、そんなメイン・クーンの巨大なだけではない様々な魅力をお伝えします。
原産国、体長、体重は?メインクーンの基本情報
メイン・クーンの原産国はアメリカです。体長はオスとメスでは若干差がありますが約100cm前後です。家で買える猫の種類を「イエネコ」と呼びますが、そのイエネコの中では最大種になります。体重はオスで8kg前後、メスで4~6kgですが、大きい個体になると10kg以上になるものもいるので、この数値はあくまでも目安になります。
特徴的な長い毛のおかげで見た目では分かりにくいですが、筋肉質でがっちりした体格をしています。また、その覆っている毛は耐水性に優れているので冬場の寒い環境でも耐えられるようになっています。毛色のバリエーションも豊富で、黒、白、ブラウン、クリームなど様々な種類が交配などによって誕生しています。メイン・クーンの寿命は病気等にかからなかった場合はおよそ10年~14年です。しかし、居住環境によって多少前後するので、これ以上長生きする個体もいれば短命で終わる個体も存在します。
メインクーンのルーツはどこ?
メイン・クーンのルーツにはいくつかの説がありますが、最も有力なのはアメリカでネズミ獲りとして飼われていた猫が起源であるという説です。ヨーロッパから来た猫と現地の猫が交配したことによって生まれた種という説もありますが、いずれにせよかなり古い時代から北アメリカで親しまれていた種類であることがわかります。しかし、アメリカで最古の猫と言われながら猫の種類として認定されるのは遅く、1985年にやっと登録されました。
名前の由来は、アメリカのメイン州とアライグマを指す「ラクーン」です。この二つを足して「メイン・クーン」と名付けられました。そんなこともあり、メイン州ではメイン・クーンは州猫として愛され続けています。
メインクーンの性格は?大人しいって本当なの?
メイン・クーンの性格は「優しい巨人」と表現さるように、温和で大人しく飼い主に懐きやすいのが特徴です。頭も非常に良く、飼い主と遊ぶのが大好きな個体が多いです。そういった特徴があるため、他にペットを飼っている家庭でも小さな子供がいるところでも飼いやすいのがポイントです。しかし犬のように従順な性格をしているといっても、ベタベタと寄ってくるわけではありません。あくまでも猫なので、飼い主とは一定の距離感を保ちます。
また、この種類はその見た目に反して非常に運動好きな一面があるのでよく動き回ります。そのため、飼う際は広い居住スペースを確保するのがおすすめです。また、身体が巨体なので普通の猫よりもご飯の食べる量が多い傾向にあります。メイン・クーンを検討する際はそういった点もよく考えてから飼うようにしましょう。